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御祭神
建御名方美命(たけみなかたのみこと) 大国主命の御子様だよ。歴史
諏訪大社の御分社なんだけど、古くからこの地に祀られていたからいつ勧請されたかはわからないんだ。元々この地を治めていたのは有坂氏っていう一族でこの一族がこの神社を管理していたんだけど、甲斐の武田氏によって滅ぼされてしまい管理下が武田に変わったんだ。だから、永禄10年(1567)9月に武田信玄、天正9年 (1581)に武田勝頼がこの社領に寄進していたりするよ。また時代は変わって江戸時代、寛永7年(1630)当時小諸城主であった松平因幡守が検量検地を改めて年貢免除を与えられた土地を寄進したり神社の保護に力をつくしたよ。
今現存している社殿は建て替えられたもの。本殿は一間社流造で寛政9年(1797)立川流の宮大工、翠川文四郎によって建造されたよ。また鳥居の額の龍の彫刻も同じく立川流の宮大工、竹内八十吉によって造られたよ。
お祭り
このお祭りは町の指定文化財で毎年、9月の第2日曜日に行われるよ。名前は有坂獅子といって古くから地元の人達によって奉納されているんだ。他の地区でも獅子舞はあるけど御榊を四方におき、その中で獅子舞をするのはここだけ。舞の形から念仏踊り、又は田楽踊りの元になった形といわれていて舞の進行中大地を激しく踏んだり、前に付けた太鼓を打たないこと、バチが素朴であること等から相当古いものであることがわかるよ。pick up‼
立川流とは諏訪発祥の宮彫刻の流派で日光東照宮や湯島の聖堂の造営に関わったりしていてとても有名なんだ。社殿や鳥居をみるときは彫刻に注目してね。この有坂諏訪神社には色んな人達が社殿に寄進したり献納していたりしていて、後裔芦田備前守信守は来国俊作の太刀(長三尺二寸)を献納しているよ。刀剣に興味がある人は必見だね。また、境内には宮司さんがいるときがあるかもしれないのでお話を聞いてみたら神社についてのまめ知識や境内に生えている雷電ささげやイチョウの木々について教えてくれるかも。